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実母介護の思い出 [介護]

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今から何年前になるのか実母を息子と交代で介護したことがある。

何で男ばかりでと疑問に思われるフシもあるだろうが
私は退職者だし息子は職なしなので
まあ男二人には適当に時間があったからだ。

何でこの介護を始めたのかというと
姉が親の介護に音を上げてしまったから。

母親は姉と親子だから遠慮なく物を言ってしまう。

姉は娘と住んでいたが
母親は娘つまり孫とも仲が最悪だった。

この家は元々母親が一人で住んでいた。

そこへ後から姉親子が入ってきた。

ちょうど母親が弱ってきたところだったので
母親は面倒を見てくれると思っただろうし
姉も出来るだけの面倒は見ようと思ったのだろう。

でも姉も娘も生きていかなくてはいけないのでどちらも仕事に出かけていた。

3人住むようになってはじめの頃は母親もまだ玄関ぐらいまでは
歩いて行けていたので、それでもあまり不自由はなかったようだ。

その頃からおしゃべり好きの母親は近所のおしゃべり仲間を
家へ招いておしゃべりに花を咲かせていたらしい。

とにかく母親はおしゃベリが生きがいみたいなところがあったので
あることないこととにかくしゃべる、しゃべる。

そのおしゃべりの中に姉への不満が
出てくることは想像に難くない。

母親の言っている不満はそのうち姉の耳に入って来る。
それが積もり積もっていったから、姉にしても世話をするのに限界を感じてしまった。
孫の方は「お母さんはおばあちゃんの世話をしているのに何で近所の人に悪口を言うのか」とだんだん不満、不信感が募っていったのだろう。

そのうち顔を見ても物も言わなくなってしまったらしい。
のみならず、だんだん弱っていく母親を見ていてもお茶の一つも出さなくなってしまった。
こんな関係で3人が暮らしていくには限界があったということだ。


そんな経緯で息子と二人で介護するようになった。

交代して初めの方はそれでも楽だった。息子は母親には目に入れても痛くない可愛い孫だったということもあったので。


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タグ:介護
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