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転機、チャンバラから洋画へ [映画]

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兄弟に連れて行ってもらってみた映画は洋画も邦画もあって様々なジャンルにわかれていた。それは兄弟の好みの映画だった。
そのうち一人でも見に行くようになってなんとなく邦画ばかり見ていた。その頃私が見た邦画と言えばちゃんばらものだ。ずっとチャンバラ物ばかりを見ていたのだがある日突然転機が訪れた。


『黒騎士』といったと思うが中世の騎士を扱った映画が来ると知ったのでそれを観たくなった。
なんとなく中世の騎士に関心があったためだ。ロバート・テイラーが主演した『黒騎士』はとてもよかった。
また、同時に2本立てで『野生の女』が上映された。この映画が『黒騎士』に勝るとも劣らない名画だった。

この2本の洋画が自分に与えたショックは甚だ大きくてそれまでのチャンバラ映画が
急につまらなくなってそれからは洋画一筋になった。

見る映画、見る映画毎に面白くて興奮していたといっていいだろう。

『戦艦グラクシュペー号の最期』、『武器よさらば』、『老人と海』、『翼よあれがパリの灯だ』
その他多数を見たがどれも、いい映画ばかりだった。


この頃が自分の映画人生を振り返ってみて一番充実していたといえる。


ところがいつの間にか変な映画が多くなって映画もつまらないと思うようになり
そこで映画館通いをやめることにした。ちょうどその頃バナナが安く買えるようになっていた。
それまでのバナナは高くてとても買えるものではなかった。
それは昭和36年だったのか昭和39年だったのかはっきりしないのだが。


映画館へは行かなくなったがテレビで映画を放送するようになっていたのでそちらを見ることはあった。


再び映画館に足を運ぶようになったのは結婚したのがきっかけだ。
あまり映画に馴染んでいない妻を連れて、まず最初に『ジョーズ』を見に行った。
「ジョーズが口を開けて迫ってきて今にも食われそうで怖かった」と妻が感想を語っていた。
あの臨場感は相当なものだった。




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